卒業式などで袴を着用する際、ピアスなどのアクセサリーを付けたいという方も多いでしょう。しかし、そもそも袴にピアスを付けることは問題ないのか、どのようなデザインのものがよいのかなど、悩みがちなポイントもあります。そこで今回は、袴を着るときにピアスを付けてもよいのか、ほかのアクセサリーについても解説します。
卒業式などの袴でピアスはOKなのか
卒業式の装いとして、袴は定番のスタイルであり、さまざまなコーディネートを楽しめます。結論として、袴姿にピアスやイヤリングをつけても問題ありません。実際に、毎年の卒業式では、多くの方が袴にピアスやイヤリングをつけて、自分のスタイルを楽しんでいます。
とくに、最近では流行のくすみカラーの袴とアクセサリーの組み合わせたコーディネートをしている方が大勢います。淡い色合いは、シンプルで洗練された印象があり、ピアスをはじめとするアクセサリーとの相性も非常に良いと言えるでしょう。
また、袴という伝統的な装いに、現代的なアクセサリーを合わせることで、個性を表現することができることも魅力です。そのため、卒業式のような特別な日においても、自分らしさを大切にしながら、ピアスやイヤリングで装いを楽しむことは、問題ないと言えるでしょう。
おすすめのピアスのデザイン
袴にピアスを合わせることが問題ないとはいえ、どのようなデザインのものを選ぶべきか悩む方も多いでしょう。ここでは、おすすめのピアスのデザインを3つ紹介します。
パールモチーフ
パールモチーフは、袴や着物に合わせるアクセサリーの王道デザインのひとつです。パールの優しい輝きは、耳元を上品に飾り、袴姿をよりエレガントに見せてくれます。古典的なデザインから現代的な洋テイストまで、幅広い袴コーディネートにマッチし、どんな装いにも似合うのが特徴です。
和素材・和モチーフ
和素材のつまみ細工、水引細工、和紙、べっ甲素材、とんぼ玉などを使ったピアスやイヤリングは、和素材同士で袴との相性抜群です。たとえば、桜や扇、鶴といった人気の和モチーフは、特に古典柄や大正ロマン風の袴によく合い、袴のデザインにアクセントをプラスしてくれるでしょう。和モチーフのアクセサリーは、日本の伝統美を感じさせる装いをしたい方におすすめです。
ゴールド・シルバー系
シンプルながらも存在感のあるゴールドやシルバー系のピアスやイヤリングは、袴とのコーディネートにおいても合わせやすいアイテムです。とくに、袴の柄や髪飾りにゴールドやシルバーが使われている場合、ピアスも色合いを合わせることでコーディネートに統一感が出ます。また、流行のペールトーンやくすみカラーの袴と組み合わせると、現代的で洗練された印象に仕上がります。
こだわって選んだピアスは、思い出になるだけでなく、日常的にも使えるアクセサリーにもなりるでしょう。
ピアス以外のアクセサリーの選び方と注意する点
袴や着物に合わせるアクセサリーとして、ピアス以外にもさまざまな選択肢があります。ここでは、指輪、ブレスレット、ネックレスやチョーカーの選び方と注意点について解説します。
指輪
指輪は袴に合わせやすいアクセサリーであり、シンプルなゴールドやシルバーのリングや、パール、ダイヤなどの宝石があしらわれたデザインなどが良く合います。つまみ細工などが施された和風のリングも相性が良いでしょう。ピアスやイヤリングと併用する場合、素材やカラーを揃えることで統一感が出て、洗練された印象を与えるので、全体のバランスを意識しながら選ぶのがおすすめです。ただし、指輪の金具が半衿や着物に引っかからないよう注意してください。
ブレスレット
袴にプラスするアクセサリーとして、ブレスレットもおすすめです。しかし、袴は手首が隠れる長さの袖であることが多いので、目立ちにくいアクセサリーとなります。腕を下ろしたときに少し見えることがあり、存在感があまりないといえるでしょう。ただ、目立たないとはいえ、華奢なチェーンブレスレットなどをプラスすると、見えたときに上品な印象を与えてくれます。
ブレスレットを選ぶ際には、指輪と同様に、金具や装飾が袖口に引っかかりにくいデザインのものを選びましょう。
ネックレス・チョーカー
袴姿は襟元がそれほど開かないため、首元にフィットするチョーカーなどもぴったりのアクセサリーです。洋テイストの袴コーディネートには、リボンチョーカーのようなアイテムを合わせるのがトレンドのひとつとなっています。ネックレスやチョーカーを選ぶ際は、袴や着物のデザインに合うものを選び、全体のバランスを考えるようにしましょう。
まとめ
卒業式などで袴を着用する際、ピアスなどのアクセサリーを合わせて自分らしくコーディネートを楽しむのがおすすめです。ピアスデザインとしては、パールモチーフ、和素材・和モチーフ、ゴールド・シルバー系などが合いやすいといえます。ピアス以外のアクセサリーでは、シンプルなゴールドやシルバーの指輪、華奢なチェーンブレスレット、首元にフィットするチョーカーが適しています。アクセサリーによって袴の印象が変わるため、どのようなコーディネートにしたいかによって、最適なものを選びましょう。