女子学生が卒業式で着用する袴はさまざまで、それぞれ好みのものを選びます。レンタルの場合は人気のデザインや色の袴はすぐにレンタルされてしまうので、1年前くらいから予約する人も少なくないようです。デザインによってイメージが変わりますが、今回は「かわいい」といわれる袴の組み合わせをご紹介します。
袴の色のバリエーションやそれぞれの印象について
袴の色というのはカラーバリエーションが豊富で、自分に似合う色を選ぶことが大事です。そして色ごとのイメージもそれぞれ違っています。
赤色のイメージ
赤といえば女性の色であり、エネルギッシュでインパクトを与える色でもあります。赤色の袴を着用すると、とても印象的で人目をひきます。
青色のイメージ
青は清楚で静かなイメージがあり、自然を感じさせます。青色の袴を着用することで、落ち着いた雰囲気になります。
緑色のイメージ
緑は癒しの色ともいわれ、リラックス効果があります。袴を緑色にすると派手なイメージはなく、どちらかといえば地味よりで上品さがあります。
黄色のイメージ
黄色は明るいイメージがあり、晴れやかな感じがします。袴を黄色にすると、かわいい感じに仕上がり、若さがあります。
黒色のイメージ
黒色は高級感があり、強さや権威をあらわす色とされています。黒色の袴を着用すると高級感がアップし、カッコイイというイメージになります。少し刺しゅうが入っているときらびやかになります。
紫色のイメージ
紫色は高貴な色といわれ、女性が紫色を着用すると優雅でエレガントなイメージになります。かつて位の高い人が紫色を着用していたのも、そのような要因があるからでしょう。このように色には見た目のイメージだけでなく、いろいろな意味合いがあります。
パーソナルカラーで自分に合う袴を見つけよう
人生の中で式典に出席するのはそう何度もあるわけではなく、女性はできるだけ美しく装いたいと思うものです。そのような時、自分のパーソナルカラーを知っておけば自分にあったおしゃれが可能になります。
パーソナルカラー
パーソナルカラーとは身体のパーツの色合いによって決まり、自分に調和する色のことです。パーソナルカラー診断をすることで、自分のカラータイプを知ることができます。パーソナルカラーは大きく分けて、イエローベースとブルーベースに分類されます。そこからさらに2種類に細かく分類したものが、スプリング(春)、サマー(夏)オータム(秋)、ウィンター(冬)になります。
パーソナルカラー診断
パーソナルカラー診断方法は、髪の色、瞳の色、似合う色などの項目から適しているものを選んでいき総合的に判断します。自分のパーソナルカラーを知ることで、自分に適している服やコスメ、ヘアカラーが分かります。
パーソナルカラーを参考にして着物や洋服を選択すれば、肌ツヤがよく見え明るい華やかなイメージになります。この診断は着物レンタルショップで行っていることが多く、Webで簡単にセルフチェックができます。
【タイプ別】自分にぴったりな色とは
それではパーソナルカラーをタイプ別で見ていきましょう。
冬タイプ
冬タイプの人は大人っぽいイメージが強いので、袴の色はシックな雰囲気がおすすめです。黒ベースの袴が適しており、うまく着こなせるのも冬タイプの特徴でしょう。黒が苦手な人は原色の赤や紫を選んでも、しっかり着こなせます。かわいいイメージにしたい場合は、ピンク系の袴にし、着物は振袖や訪問着、小紋などの花柄が適しているでしょう。
秋タイプ
ナチュラルな肌が特徴的な秋タイプは、しっとりとしたイメージがあります。袴の色を黄色系や茶色系にすれば、よりナチュラル感が増します。黄色系はゴージャス感もあるので、合わせる着物は訪問着や振袖など格の高い着物が適しています。青色などより明るい色を選んだ方が、秋タイプの人にはマッチします。
夏タイプ
夏タイプの人は青みがかった肌をしているので、袴の色はピンク系や青色系などが適しています。少し濃いめの紺色を選ぶと上品なイメージになり、エメラルドグリーンのような色に挑戦するのもよいかもしれません。
春タイプ
明るくてキュートなイメージが強い春タイプは、パステルカラーなど若さを感じさせる色合いの袴が似合います。オレンジなど黄色系の色も適しており、薄すぎる色は避けた方がよいでしょう。透明感のある肌なので、メリハリがないイメージになってしまいます。シックな色も適していないので、ライトな色を選ぶのが望ましいです。
まとめ
卒業式で「かわいい」といわれる袴の組み合わせなどを探ってきましたが、まず自分に合っているかどうかが大事なポイントです。そしてそれにはパーソナルカラーを知り、自分が似合う色やデザインを見つけることが望ましいです。
いくら好きな色であっても似合わない色を選ぶと、衣装もメイクも活きてきません。パーソナルカラーを知ることで新しい自分を発見でき、今まで避けてきた色やデザインがしっくりくる可能性は高いです。
「かわいい」というイメージは人それぞれというところがありますが、見てすぐのかわいさだけでなく、かわいさを引き出すアイテムを使うというのも演出の一つです。着物レンタルショップでは、パーソナルカラー診断を提供しているところが多いので、ネット検索をして体験してみましょう。