女性の卒業式の衣装として定番の袴。袴を用意する際に、レンタルと購入どちらを選ぶのかで迷う方は多いのではないでしょうか?本記事では、袴はレンタルと購入どちらが良いのかについて詳しく紹介していきます。両方のメリットをそれぞれ紹介するため、卒業袴の調達方法で迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
袴のレンタルと購入それぞれの費用相場
袴をレンタルする場合の費用の相場は約4万円で、購入する場合の費用の相場は約8万円です。もちろん袴にも安い物から高い物まで存在するため、相場より安く収まることも高くなってしまう場合もあります。購入時の費用は、レンタルする場合の2~3倍が相場だと覚えておくと良いでしょう。
レンタル予定の袴を気に入り、今後も1回以上着る機会があるのであれば、購入してしまった方がトータルでかかる費用を抑えられます。
袴をレンタルするメリット
袴を借りるメリットとしては、費用が抑えられることや返却が楽なことなどがあります。ここでは、袴をレンタルする場合のメリットについて詳しく紹介します。袴を購入するか借りるかで迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
費用が抑えられる
袴は購入する際の相場が約8万円なのに対して、借りる場合の相場は約4万円です。そのため、単純に1回だけのレンタルで見ると、袴は借りた方が大幅に費用を抑えられます。袴を手配する時点で卒業式の1回以外着用する予定がないのであれば、レンタルを選ぶと良いでしょう。
保管の手間がかからない
袴のレンタルには、保管の手間がかからないというメリットもあります。着物はタンスに仕舞ったままにしているとカビや虫食いが発生してしまうため、購入した場合最低でも半年に1回は直射日光が当たらない場所に出し陰干しする必要があります。
購入すれば手元に残し続けることができますが、手元におくということは自分でメンテナンスを行わなければ綺麗な状態を保ち続けられなくなるということでもあるため注意が必要です。レンタルであれば手間をかけずにいつでも綺麗な状態の袴を借りられます。
好みの変化や流行に合わせて様々なデザインを楽しめる
購入を選んでしまうと、購入した袴以外着られないのに対して、袴のレンタルには好みの変化や流行に合わせて様々なデザインを楽しめるというメリットがあります。卒業式以外にも袴を着用する予定はあるけれど、着たい袴のデザインが複数あるという場合には購入よりもレンタルを選ぶと良いでしょう。
着用後は返却するだけ
購入する場合、着用した後自分でクリーニングに出す必要がありますが、借りた場合は脱いだらそのまま袋に詰めて返却するだけで済みます。そのため、丁寧に畳んだりクリーニングを依頼できるお店を探したりする手間がかからない分、ストレスなく着ることだけを楽しめます。
袴を購入するメリット
袴を購入するメリットとしては、複数回着用する場合に費用を抑えられることや思い出を手元に残せることなどがあります。ここでは、袴を購入することのメリットを詳しく紹介します。袴の調達方法に正解はないため、それぞれの方法のメリットを確認して自分に合った方法を選択しましょう。
複数回着用する場合費用を抑えられる
袴を複数着用する予定がある場合、借りるよりも購入の方が費用を抑えることができます。袴を借りる費用の相場は4万円なのに対して、購入の相場は8万円のため、2回以上着用する場合は購入の方が安く収まる計算になります。
卒業式以外にも友人の結婚式や訪問着などとして着用する予定なのであれば購入した方がトータルの費用が抑えられるでしょう。なお、卒業式で着用する分には自分の好みで袴を選択できますが、結婚式などに参列するために着用する場合は、選べる色や振袖の長さにマナーが存在するため注意が必要です。
思い出を手元に残せる
袴の購入には思い出を手元に残せるというメリットがあります。レンタル店で借りた袴は、劣化するといずれ処分されるため何年も経過した後で同じ袴を借りることは困難だと考えられます。思い出を手元に残しておきたい場合は、袴を購入してしまうと良いでしょう。
購入してしまえば、いつでも取り出して晴れ舞台の記憶を思い出すことができます。
着付けや振る舞いの練習が行える
袴を購入すると、時間に捉われず自分の好きなタイミングで袴を着用できるようになるため、着付けや振る舞いの練習が行えるというメリットがあります。卒業式に向けて、袴を身につけた際の振る舞いや着付けを練習したい場合は購入を選ぶと良いでしょう。
子どもに残せる
袴を購入することには、子どもに残してあげられるというメリットもあります。振袖を子どもに残して成人式の時に受け継ぐように、袴も購入してしまえば子どもに受け継ぐことが可能です。子どもと思い出を共有したい場合や、子どものために着物を残してあげたい場合は購入を選ぶと良いでしょう。
なお、卒業袴に袖を通すのは20歳~24歳頃のため、子どもは立派に自立しきちんと自我を持っているはずです。そのため、仮に袴を購入し残してあげていたとしても、必ずしも子どもが着用してくれるとは限らない点はよく覚えておく必要があります。
まとめ
本記事では、袴は借りるのと購入どちらが良いのかについて紹介しました。レンタルには費用が抑えられることや保管の手間がかからないことなどのメリットがあり、購入には複数回着用する場合に費用を抑えられることや思い出を手元に残せるというメリットがあります。
それぞれ異なったメリットとデメリットがあり、正解はないため、それぞれのメリットを比べて自分に合った方法を選択しましょう。本記事が、卒業袴の調達方法で迷っている方のお役に立てれば幸いです。